当協会では"スポーツを通じての国際交流"をテーマに各種活動を実施しておりますが、本年度はイタリアのトスカーナ地方にトレーニングキャンプを開設してウガンダの陸上のジュニア育成をするとともにイタリアのトップ選手のサポートもしているコーチのジャンブローネ氏をお迎えして標題のシンポジウムを開催する運びとなりました。
関係各位におかれましてはご多忙の折とは存じますが、開催趣旨をご理解の上、ぜひご参加いただきますようお願いいたします。
アフリカのランナーに追いつけ追い越せ!
~世界の頂点を目指すトレーニングについて考える~
ロンドンオリンピック、モスクワ世界陸上でマラソン金メダルのキプロチッチ、北京世界陸上でマラソン銅メダルのムタイ、そして、記憶に新しいところではロンドン世界陸上の10,000mで最後までファラーとデッドヒートを繰り広げたチュプテゲイなど、近年、ウガンダ選手の台頭には目を見張るものがあります。
そのウガンダチームをコーチとして指導しているのがイタリア人のジャンブローネ氏です。ウガンダの若者の潜在能力に注目した彼は、彼らの育成を主目的としたトレーニングキャンプを2014年に彼の生まれ故郷であるイタリアのトスカーナ地方に開設し、世界に君臨するケニア、エチオピアの牙城に迫ろうと取り組んでいます。
ジャンブローネ氏がこの地を選んだ理由はアフリカの地形によく似ており、ソウルオリンピックでマラソン金メダルのボルディンをはじめ、かつてイタリアのトップ選手がトレーニングしていた場所だからだそうです。
勿論、イタリア陸連の公認コーチである彼はイタリアのトップ選手の指導も行っていますが、日本選手のレベルの高さ、層の厚さにも注目しており、アフリカのランナーに追いつく可能性があるのは日本選手ではないかと話しており、日本の指導者と「世界の頂点を目指すトレーニングについて」意見交換をしたいとの要望を受け、シンポジウムを企画しました。
2018年3月5日(月)
立正大学品川校舎、5号館513教室
70名
3,000円(当日、受付で徴集。受付:13:00~)
第一部
14:00~14:10 | 開会挨拶:山西哲郎氏(JSIE理事長、群馬大学名誉教授) |
14:10〜14:55 | 基調講演1:「"ケニア!彼らはなぜ速いのか"」 忠鉢信一氏(朝日新聞編集委員。スポーツ担当) ※2008年ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作品のその後について |
15:00~16:15 | 基調講演2:「世界の頂点を目指すトレーニングについて」 ジャンブローネ氏(トスカーナキャンプ・ヘッドコーチ) ※アフリカを除けば競技レベルが高い選手層は厚いと思われる日本だが、世界的に通用する(アフリカ選手に対抗できる)選手が出てこない現状を打破するためには、どのような体制でどのようなトレーニングをすべきか? |
第二部
16:25~17:30 | フリーディスカッション 「"世界の頂点を目指すトレーニングについて"私はこう考える」 ◇コーディネーター 黒田伸氏(ジャーナリスト、JSIE理事) |
> 申込書
NPO法人日本市民スポーツ海外交流協会事務局<担当:保原(ほばら)>
E-mail:sachio.hobara@jsie.org
TEL:090 - 4429 - 1554
FAX:0436 - 62 - 5687